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【保存版】江戸時代の庶民や武士の暮らしがわかる本おすすめ20選

      2024/01/09

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江戸時代とは、1603年に徳川家康が征夷大将軍となり、現在の東京に「幕府」と呼ばれる政権を確立してから1868年に崩壊するまでの約260年間を指しています。当時は、コレラやはしか、天然痘が大流行した時代でもありました。一方で循環型社会とも呼ばれ、環境問題を抱える現代において再び脚光を浴びています。来る2023年の大河ドラマでも40年ぶりに徳川家康を題材としており、江戸時代から益々目が離せません。今回ご紹介する江戸時代の庶民や武士の暮らしがわかる本おすすめ20選は、コロナ禍にも学びが多いので是非チェックしてみてください!

1.江戸はスゴイ 世界一幸せな人びとの浮世ぐらし(堀口茉純)

ページを開けばもうそこはお江戸の世界!その魅力が存分に表現されている極上の書です。庶民たちが、実にイキイキと町を闊歩していた江戸。江戸城が日本最大・最強の近世城郭として圧倒的な強さを誇っただけではなく、都市としても、同時代の世界に類を見ない、エキサイティングな町でした。裕福でなくとも、世界一幸福な人びとが、各自の人生を充実させていたからこそ、歌舞伎、浮世絵、和食など、たくさんの文化が発達し、今ではそれらが日本の誇るべき財産になっています。本書は、浮世絵や版本など、江戸人によって描かれた絵画史料をふんだんに盛り込み、〝庶民が主役〟の江戸がいかに魅力的で、面白くて、スゴイ町だったかを徹底紹介しています。

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2.江戸時代の暮らし方 (「もしも?」の図鑑)(小沢詠美子)

「もしも江戸時代に暮らしたら…」そんなありえないテーマで、「江戸時代に通じる扉を偶然見つけた子どもたちが、江戸の町にタイムスリップしちゃう」という、これまたありえない設定で作られた本書は、江戸のことがよくわかる空想歴史図鑑です。ありえないことばかりですが、歴史的事実をもとに豊富なイラストとやさしい文章で「江戸時代」を解説していきます。江戸の暮らしや将軍・大名の暮らしぶりを学び、現代の自分たちの生活と比べても楽しめる1冊です。

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3.まんが・イラストでみる 江戸の暮らし 衣・食・住(「ポケット倶楽部」編集室)

徳川家康が征夷大将軍に任ぜられた1603年から、15代将軍の徳川慶喜が江戸城を明治政府に明け渡すまでの265年間。太平の世ともいわれた江戸時代の人々の暮らしぶりが、かわいいまんがやイラストと共に楽しめます。単行本の本書は、江戸時代の住宅や暮らしだけではなく、衣服や食についての書き下ろしコラムも満載!衣・食・住、そして暮らしそのものに焦点を当て、あらゆる方面から江戸時代をひも解いていきます。

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4.江戸暮らしの内側 快適で平和に生きる知恵(森田健司)

少ない物的資源を有効に使い、無駄なく再利用していた江戸時代。狭くプライバシーも制限された住居に暮らしつつも、近隣の人々とうまく付き合い、和やかな人間関係を築いていました。そして、しっかりした教育を受け、よく本を読み、「与えられた場で懸命に生きる」というシンプルな人生を自然と送っていたのです。こうした江戸庶民の生の「内側」を幅広く捉え、様々なエピソードとともに紹介していきます。

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5.一日江戸人(杉浦日向子)

恋人に、遊び友達に…、付き合うなら「江戸人」がよいと勧めています。明るく前向きに生き愉しんだ江戸人・杉浦日向子氏による、実用的で奥の深い江戸案内書です。江戸美人の基準、三大モテ男の職業、衣食住など、江戸の人々の暮らしや趣味趣向が分かります。知ってお得な江戸知識が満載です。著者の自筆イラストもふんだんに盛り込まれ、居ながらにして気分はもう江戸人のようです。江戸人の粋な姿に想いを馳せながら、あっという間に読めてしまう1冊です。

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6.浮世絵でわかる!江戸っ子の二十四時間(山本博文)

棒手振・朝湯・寺子屋・蕎麦・天ぷら・初鰹・富くじ・相撲・手習い・水茶屋・駕籠屋・火消し・祭り・吉原・百物語…浮世絵で見ると更に面白くなるから不思議です。江戸の暮らしの朝から晩までが、臨場感たっぷりに凝縮されているかのようです。近年、発見され話題となった歌麿の肉筆画「雪月花」のひとつ『深川の雪』も収載。オールカラー128Pで、史料としても良質なので浮世絵や着物好きの方にもお薦めしたい1冊です。

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7.江戸の庶民のかしこい暮らし術—人間らしく幸せに生きる知恵が学べる博学ビジュアル版(淡野史良)

モノの命を大切にして豊かに暮らす「生活術」、子供も老人も生き生きと暮らせる「近所づきあい術」、高い技術力と失業ゼロを誇った「職業事情」、人生を存分に謳歌する「恋愛と結婚観」、泰平の世を実現した「町のしくみ」、現代を生きる日本人が、ぜひともヒントにしたい極意があります。エコ時代とも言われる江戸時代は、ムダのない生活術や心豊かに過ごす知恵を庶民が持ち合わせていました。本書は、現代の私達の暮らしにも貴重な示唆を与えてくれることでしょう。

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8.江戸庶民風俗図絵(三谷一馬)


江戸風俗画の第一人者である著者が、長年の研究の後、江戸中期以後の庶民の生業、泣き笑いを黄表紙、草双紙、人情本、滑稽本などの資料を元に模写復元、独自の世界を展開した庶民風俗絵解き本の決定版。「女の風俗」「男の風俗」「食」「人事」「商売」「住」「旅」のテーマに分類、三百余点の絵から当時の人々の日常生活が鮮やかに甦ります。江戸時代を題材にした時代小説などの資料としても参考になります。

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9.復元 江戸生活図鑑(笹間良彦)

江戸時代の武士や庶民の生活を復元した図集で、絵で読む江戸の社会と暮らしの本です。服装と結髪、武家社会と生活、庶民社会と生活の3部構成で、台所や風呂場、長屋から武家屋敷まで江戸の町と暮らしを5000点のイラストで立体復元されています。江戸時代の社会の仕組み、年中行事、建物の構造など活字では表現できなかった世界が甦えります。歴史小説愛好家必携。小中高の教材にも活用出来る優れた1冊です。武家の祝言や臨終の様子、裏長屋での営み、牢屋敷や町の風呂屋の内部まで。江戸時代のあらゆる身分の様々な暮らしを絵で丁寧に活写した図鑑です。

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10.江戸庶民の読書と学び(長友千代治)

出版文化が花開いた江戸時代、さまざまな知識が書物によって伝播していく中で、江戸の庶民にも「学び」への熱が高まっていきました。彼ら・彼女らはどのような知識を求め、どのような体系のなかで知を自家薬籠中のものとしていったのか?そして、それを担う書物はどのように読者の手に伝えられたのか?当時のベストセラーである啓蒙書や教養書、そして、版元・貸本屋の記録など、人びとの読書と学びの痕跡を残す諸資料の博捜により、日本近世における教養形成・書物流通の実情を描いています。

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11.歴史人 2020年 08 月号(ベストセラーズ)

100万人都市「江戸」。住人のうち町人は約半分の50万人といわれ、そのほとんどが質素な長屋暮らしでした しかし、そんな庶民たちは、大店・小店の商いを営むものから、天秤棒をかついで生活用品から食べ物を売って練り歩く者、江戸を火事の被害から救った火消し、吉原で男やもめを慰めた華やかな花魁たちなどさまざまな職業に従事し、江戸の活気を満たしたのです。ファッション、美容、食、江戸の文化が花開いた天下泰平の世。そこで暮らす人々の衣食住を大特集!天下泰平を謳歌した庶民の「暮らし」と「仕事」を図解解説本です。

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12.浮世絵に見る 江戸の食卓(林綾野)

浮世絵を読み解く新提案!美味しいもの好きの江戸っ子たちが、どんな食を楽しんでいたか、絵を通してたどります。食のシーンは、浮世絵の世界に度々描かれてきました。鰹の初売り、夏の白玉、雪中の蕎麦屋など。そこには今もなお受け継がれる食文化があり、また失われてしまった食習慣に気づくこともあります。食を描いた浮世絵を紐解きつつ、そのレシピも紹介しています。

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13.武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新(磯田道史)

国史研究史上、初めての発見!「金沢藩士猪山家文書」という武家文書に、精巧な「家計簿」が完全な姿で遺されていました。本書のタイトル「武士の家計簿」とは、6代綏之(やすゆき)から9代成之(しげゆき)までの4代にわたる出納帳を指しています。日常の収支から冠婚葬祭の費用までを詳細に記録したものですが、ただの家計の書ではありません。猪山家がそれと知らずに残したこの記録は、農工商の上に立つ武士の貧困と、能力が身分を凌駕していった幕末の実相を鮮明に見せてくれます。

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14.江戸の武士 仕事と暮らし大図鑑 (廣済堂ベストムック)

“江戸時代の武士”とは、将軍から大名、旗本、下級武士まで実に様々存在しますよね。本書では、その仕事内容や暮らしぶりを武士の階級・役職別に整理してわかりやすく解説した、江戸の歴史が感じられるビジュアル図鑑です。豊富なビジュアル史料だけでなくCGイラストも交えて、当時の様子が目に浮かぶよう工夫されています。時代劇ファン、時代小説ファンにも喜ばれる1冊です。

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15.武士の絵日記 幕末の暮らしと住まいの風景(大岡敏昭)

『幕末下級武士の絵日記』を改題。幕末の暮らしを忍藩の下級武士が描いた『石城日記』。家族や友人、寺の和尚や料亭の女将たちと仲睦まじく交わり、書を読んで歌を唄い、食や酒を大いに楽しむ。家族団樂、褌一丁での読書、素人歌舞伎などの描写は、飄々とした作者の人柄がにじみ出ており、滑稽で思わず吹き出してしまいます。封建的で厳格な武士社会のイメージを覆し、貧しくも心豊かな人生を謳歌した下級武士たちの、偽りのない日常生活がわかる貴重な記録です。

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16.幕末武家の回想録(柴田宵曲)

本書は、大名から御家人まで、江戸時代の元武士たちが語った貴重な回想録です。大名から御家人まで、江戸時代の元武士たちが明治維新後に語りました。生活・習俗・規則などの話題から、薩英戦争や大政奉還のような大事件まで、当事者として居合わせた人々だからこそできる貴重な話を、江戸学の祖・三田村鳶魚の著作に携わった柴田宵曲がまとめています。親本は青蛙房から刊行された『幕末の武家』。文庫化にあたり新たな注釈を加えた。江戸時代を知るための必読書です。

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17.TOKUGAWA 15(フィフティーン) 徳川将軍15人の歴史がDEEPにわかる本(堀口茉純)

江戸検定1級」に最年少で合格した才女が将軍15人の素顔をDEEPに解説!抜群のエンターテインメント性と、史実を的確に押さえた分かりやすい解説が魅力の本書。著者は執筆にあたって、『徳川実紀』など徳川将軍家の正史と呼ばれる史料はもちろん、将軍について書かれた個人の日記や手紙、さらには遺骨の発掘調査報告書まで読み漁り、血液型から虫歯の数に至るまで徹底的に調べあげ、各将軍のキャラクターと人生を解き明かしていきます。歴史好きの方だけでなく、中高生の方にも是非ともおすすめしたい好著です。

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18.遊廓と日本人(田中優子)

江戸時代の庶民や武士の暮らしと切り離せないものと言えば、遊郭があります。遊廓は二度とこの世に出現すべきではなく、造ることができない場所であり制度です。娼婦である遊女が、高い教養を身に付けるだけでなく、三味線を奏で和歌を詠み、生け花やお茶の作法をも嗜み、一般社会よりも年中行事を重んじ、日本文化を守り継承してきた存在だったことはあまり知られてはいませんよね。遊郭は人権無視の悲哀の場、もしくは日本文化の聖域だったのでしょうか。「日本史の陰影(タブー)」を再考する江戸学の第一人者による「遊廓入門」の決定版です。

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19.お江戸ファッション図鑑(撫子凛, 丸山伸彦)

江戸時代の浮世絵に描かれている当時の人々の着こなしを、現代のイラストでアップデート。町娘から武家の若君・姫君、大名・女中、芸者や役者、遊女・花魁まで、様々な身分の美男美女を集めました。帯結びや着物の文様、現代では聞き慣れない日本髪の種類など、作画に役立つ細部の資料も充実。元にした浮世絵の絵師とタイトルも記載していますので、比べてみると新たな発見があるでしょう。その作品が描かれた時代から、お江戸ファッションのおよその変遷がつかめます。江戸時代の服飾文化に興味のある方にもお薦めしたい1冊です。

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20.歴史道 Vol.10 (朝日新聞出版)

『歴史道』Vol.10では「江戸三百藩の暮らしと仕事」(仮題)と題して大特集。北は松前藩から南は薩摩藩まで、日本全国の諸藩を網羅。幕藩体制の成り立ち、大名の格付け、藩士の日常生活、参勤交代と大名行列の実態、下級武士や農民の普通の暮らし等々、詳細に解説されています。石高&家名付き!江戸三百藩MAP付で、大名の格付けも掲載。緊急提言!疫病に打ち勝ってきた日本人の歴史と題した章もあり、古来より「洗浄」と「疫神」を重んじてきた人々の生き方にも改めて学ぶことが出来ます。

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まとめ

江戸時代は戦乱のない平和な時代とも称され、浮世絵や歌舞伎が生まれるなど庶民が文化を楽しんでいた時代でもありました。季節のイベント、生活習慣、食文化、ファッションに至るまで、江戸時代から現代に受け継がれてきたものは数多く存在します。太陽や植物、人力だけで衣食住を賄っていた江戸時代は、現代の環境問題を解決する糸口としても注目されています。皆さんもご紹介した本から沢山の生きた知恵を拝借し、ウイズコロナの生活を見直す機会にご活用くださいね!

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