現代の小学生は色々なものに囲まれてとても忙しく過ごしています。親御さん世代が小学生のころとは比べ物にならないほどさまざまなツールが発達して、ついだらだら時間を過ごしてしまうこともあるでしょう。
違う世代の意見を聞いてくれないのなら、自分で気がついてもらえるように促してみませんか。
小学生が読んでもわかりやすい「時間の使い方の本」はたくさんありますよ。
ポイント
当記事では、SNSや動画配信、ゲームなどのデバイスに慣れている小学生の方にとって退屈さを感じにくい特徴を持つ書籍を集めました。
どこかゲーム要素があったり、大量消費の恐ろしさをわかりやすく解説したりしている本のほか、キャッチーな言葉で読む人を惹きつける本などを紹介していきます。
若いうちに身につけてほしい時間の使い方を小学生向けに教えてくれる本を探してみてはいかがでしょうか。
小学生の時間の使い方に関する本おすすめ
1.19歳までに手に入れる7つの武器
精神科医・樺沢紫苑さんが、19歳以下のお子さまに向けて執筆された書籍です。小学校高学年の生徒さんやお勉強が得意な小学生のお子さんは、紹介されている脳のメカニズムに興味を持ってくれるかもしれません。
RPGゲームに例えた解説が多いのが特徴で、親戚のおじさんが面白おかしく話しかけてくれてるようなテイストで読めるのもポイントです。
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2.学校では教えてくれない大切なこと8 時間の使い方
薄くて読みやすい、小学生向けの自己啓発本シリーズ「学校では教えてくれない大切なこと」から出ている、時間の使い方に関する書籍です。
イラストやカラーマンガが主になっており、さらりと読みやすいのが特徴の書籍です。そのため、普段本を読み慣れていない小学生のお子さまでもひとりで読み終えることができるでしょう。
「本を1冊ひとりで読めた！」という達成感をきっかけに、読書や自己学習の習慣を身につけてくれるかもしれません。
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3.夢を叶える時間の使い方
主に女の子のお子さまへ向けて書かれている、時間の使い方の教科書です。
ビジネス書はまだ難しい小学生でも読みやすいように、ポップでファンシーなイラストを添えて、効率的な時間の使い方を紹介しています。
『夢を叶える時間の使い方』でフォーカスされているのは、夢を叶えるために努力をするということです。将来の夢が定まっている小学生や、憧れのアイドルやスポーツ選手などがいる小学生にはとくに響きやすい内容といえるでしょう。
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4.給食室のいちにち
食育と、時間の使い方について小学生にわかりやすく教えてくれる絵本です。とくに小学校の低学年〜中学年のお子さまにぴったりな内容となっています。
給食のある学校に通っているお子さまにはとくに体系的な内容となっており、「自分たちが授業を受けている間に、どのような手順と時間の使い方で、大人数分の給食を作ってくれているのか」ということを教えてくれます。
好きな給食のメニューなどの話題を振りながらプレゼントしてみると、きっと喜んで読んでくれるでしょう。
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5.毎日90分でメール・SNSをすべて終わらせる99のシンプルな方法
毎日たくさんの通知が届くツールに時間を奪われてしまう小学生も多いはずです。
お友達作りにも重要なメールやSNSを、より効率よく使用して、人間関係に傷をつけない方法を教えてくれるのがこの書籍『毎日90分でメール・SNSをすべて終わらせる99のシンプルな方法』です。
「仲間外れにされてしまうのが怖い」「メッセージを読み飛ばしてしまうのが不安」など、小学生のお子さんはさまざまな考えで頻繁にチャットを確認していると思います。簡単な方法を99アイデアも紹介してくれていれば、すべては難しくても、ひとつくらいは実践できるものがあるでしょう。
さまざまな方法を提案してくれるため、より低いハードルで、時間の使い方を見つめさせてくれます。
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6.目標達成が楽しくなる！
ドリルに近い本で、読みながら書き込みながら、効率的な時間の使い方を学べる書籍です。
「テストで100点を取りたい」「毎日お手伝いをしてみたい」「大人っぽく計画立てた生活を送りたい」など、小さな目標から達成していく喜びを体験してみませんか。親御さんにとっては、見守りや褒める言葉をかけるための機会にもなり、家族でのコミュニケーションを活性化する手助けにもなってくれるでしょう。
目標位を達成するためにどうすればいいかな？と逆算する力を身につけ、だらだらと時間を過ごしてしまうことがいかにもったいか、気がつくきっかけとなってくれるでしょう。
12週間分のワークができる書籍です。
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7.小学生が身につけたい！考えるチカラ どう付き合う？ネットの世界 （4）
現代の小学生は、インターネットの使い方を学び、ある程度自己判断ができるようになる必要があるでしょう。『どう付き合う？ネットの世界』は、小学生にわかるように、ネットリテラシーについて書かれている書籍です。
SNSなどのインターネットを使用する際のマナーのほか、インターネット上での人間関係の難しさや、インターネットを使用する時間をセーブする方法などに触れています。
「毎日オンライン授業になったらどう思う？」という問いは、オンライン漬けの小学生が「お友達と会って遊ぶ時間を大切にしたいな」と気がつくきっかけとなるでしょう。
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8.漫画 君たちはどう生きるか
スタジオジブリが映画化したことで認知度が広まった『君たちはどう生きるか』を、書籍で読んでみるようすすめるのもおすすめです。映画とは違った視点で、生き方や時間の使い方を考えさせてくれるのではないでしょうか。
著者の吉野源三郎さんは、翻訳家、ジャーナリストなどとして出版報道業界で素晴らしい業績を残された方です。小学生時代の時間をどのように使われ、どのようなお仕事をされる大人になった方かという紹介を一言添えてあげるのもよいでしょう。
著者さんに憧れを抱き、自分の生き方や時間の使い方を見つめ直してくれる可能性があります。
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9.AIのサバイバル
サバイバルシリーズとは、小学生や中学生のお子さまがたのしく読めるように書かれている、科学や知識を追求する本です。
近年のお子さまが時間を奪われてしまうものの多くは、AIが人を離さないよう力を駆使して魅力的な提案やコンテンツを差し出してきています。動画配信サイトやSNSは使用者の興味をよく分析し、離脱させないよう次から次へと面白そうなコンテンツを提供してきます。通知の鳴らし方や広告の出し方にも鋭い工夫がされていることもあるそうです。
『AIのサバイバル』は、AIがどれだけ巧妙な仕組みであるかを理解しつつ、人がどれだけAIに踊らさせられているかを再認識するのにもぴったりな本といえるでしょう。
「時間の使い方はよほど注意深く自分でコントロールしないと、AIに負けてしまうんだ」と気がつくきっかけとなるよう促したいですね。
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10.モモ (岩波少年文庫(127))
最後の10冊目には、「時間どろぼう」というファンタジー界のキャラクターが登場する小説を紹介します。
児童文学作家・ミヒャエル・エンデさんによる『モモ』は、主人公の女の子モモが奪われた時間を取り戻すために、大きな冒険に出ていくお話です。
ファンタジー小説であり、夢と現実の間のような世界観が心地よい小説『モモ』は、「時間どろぼうにあたるアイテムやツールは身の回りにたくさんあるんだよ」という警告として受け取ることもできるでしょう。自分の人生の時間を奪っていく恐ろしいものについて、小学校低学年のお子さまから学べる本です。
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まとめ 現代の小学生が知っておきたい時間の使い方
だらだらとスマホを見てしまうという失敗は、大人でもよくあることです。小学生のお子さんが自分らしい時間の使い方を身につけるのは、かなり難しい課題ともいえるでしょう。
当記事でご紹介した時間の使い方に関するおすすめ本は、気になるものをどれか1冊選んでいただくのはもちろんのこと、複数続けて読んでいただくのも面白いでしょう。この本でもあの本でも触れていた「時間の使い方」が、いかに大きな人類のテーマであるかを小学生のうちに気がつければ、きっと上手な時間の使い方ができる大人に成長してくれます。
あわせて読書や自己啓発など、自分を見つめる時間を過ごすことの面白さに気がついてもらえたら嬉しいです。小学生におすすめの時間の使い方に関する本を、まずは1つ、ぜひお子さまにプレゼントしてみませんか。
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