陸上養殖(ランドベースの養殖)に関する書籍で参考になるものをいくつかご紹介します。陸上養殖は急速に発展している分野であり、持続可能な水産業のための重要な選択肢として注目されています。以下の書籍は、陸上養殖に関する基礎から実践的な技術まで学べる内容を提供します。
これらは、陸上養殖の技術的な理解から、環境管理、設備設計、ビジネスの視点まで、さまざまな観点をカバーしています。
陸上養殖はじめました: 日本の風土(FOOD)を回復する
陸上養殖を事業として検討し始めたいと思っている新規事業担当者にとっておすすめの1冊。ビジネスの側面だけでなく、環境・社会貢献など様々な切り口で陸上養殖を多面的にとらえることが出来ます。
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[kindle版]陸上養殖はじめました: 日本の風土(FOOD)を回復する (海福風土)
循環式陸上養殖 -飼育ステージ別〈国内外〉の事例にみる最新技術と産業化
少し古い本になりますが、国内外の事例を踏まえた陸上養殖の現状がわかる1冊。陸上養殖に関連する基礎知識を得るのに適しています。成功事例だけでなく、失敗事例にも言及があり、事業開発担当者として踏まえておくべきことを学べるのも嬉しいところ。
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[楽天ブックス]循環式陸上養殖 飼育ステージ別国内外の事例にみる最新技術と産業化 [ 山本 義久 ]
循環式陸上養殖 Vol.2: おさえておきたい設備メンテナンスと国内の実践事例、研究動向
先述した循環式陸上養殖の第2弾。7年ぶりの出版です。新たな技術的な動向など踏まえた最新の動向を知るのに適しています。陸上養殖に興味がある方、陸上養殖を検討している方、既に陸上養殖を展開している方など、幅広く活用できる一冊。
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[楽天ブックス]循環式陸上養殖 Vol.2 おさえておきたい設備メンテナンスと国内の実践事例、研究動向 [ 陸上養殖勉強会 ]
トコトンやさしい養殖の本 (今日からモノ知りシリーズ)
そもそも養殖ってなんだろうと知りたい人にとっておすすめな1冊。全体像を掴むのに最適です。マグロの養殖で有名な近畿大学水産研究所により執筆されています。本書は養殖の歴史や種類に始まり、マグロをはじめ様々な魚の養殖について紹介されています。
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[楽天ブックス]今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい養殖の本 (B&Tブックス) [ 近畿大学 水産研究所 編 近畿大学 水産研究所 編 ]
陸上養殖の最新動向 (食品シリーズ)
陸上養殖に関する動向や技術、展望などを網羅的に知ることが出来る一冊。価格もそれなりするので、個人向けというよりは企業の担当者や研究者向けです。
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[楽天ブックス]陸上養殖の最新動向 (食品) [ 遠藤雅人 ]
重要トピックから学ぶ 現代の魚類養殖業 [雑誌]: 養殖ビジネス 2023年 増刊
魚類の養殖ビジネスについて、それを取り巻く政治動向・技術動向・各品種の詳細などを学ぶことが出来る一冊です。雑誌「養殖ビジネス」の増刊号として出版されており、より実践的な内容に触れることが出来ます。
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養殖・蓄養システムと水管理
実際に陸上養殖に携わる実務者に向けたシステムと管理に関する一冊。20年以上前に出版された書籍にも関わらず、水産学の書籍として今なお読まれている技術者必読の書です。
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まとめ
いかがだったでしょうか?調べてみると手軽に陸上養殖のことがわかる本は案外少ないかなと感じましたが、高価な書籍は図書館などを活用して読んでみるとよいかと思います。
個人的にはまず養殖ビジネス全体を俯瞰的に理解したうえで、陸上養殖について学ぶと理解の進展が早いのではと感じました。
気になった1冊を手に取っていただければ嬉しいです。
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