皆さんはロシア料理と聞くとどのような料理を思い浮かべるでしょうか?ボルシチやピロシキなどが思い浮かぶのではないでしょうか?これらの料理はどちらかというとお店で食べるイメージが強いと思いますが、家でも当然ながら作ることが出来ます。
今回は、ロシア料理を家で作りたいと思ったときに参考になる書籍を紹介します。
はじめてでも美味しく作れる ロシア料理 – ヴィタリ・ユシュマノフ
この本は、ロシアの家庭料理を日本のスーパーで手に入る食材で作る方法を紹介しています。ボルシチ、ビーフストロガノフ、ピロシキなど、44品のレシピがプロセス写真とともに丁寧に説明されています。ロシア料理初心者の人でもわかりやすいのが大変魅力的。著者は日本在住のオペラ歌手の方で本場のメニューを知ることが出来ます。ネットでは「ロシア料理を特別料理として捉えるのではなく、普段の食事作りの際、一品として取り入れてみたいと思います。」などの声もあり、評価の高い一冊です。
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ロシア料理: 豊かな大地の家庭の味 – 荻野恭子
広大なロシアの多様な郷土料理を紹介する本です。前菜からメイン料理、パン、飲み物まで、ロシアの素朴な家庭料理のレシピが満載です。著者はロシア料理に関する書籍を多数出版している荻野恭子さん。20年以上前に出版された本ですが、今なお読まれています。ロシア風ではなく本場のロシア料理が楽しめると評判です。
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亡命ロシア料理 – ピョートル・ワイリ
本書は、ピョートル・ワイリとアレクサンドル・ゲニスによる料理エッセイです。この本は、アメリカとロシアという二つの文化の狭間に身を置いた亡命者のノスタルジアを描いています。20世紀末の極度に政治化された時代背景の中で、イデオロギーを超えて「食」という人間の本音の視点から綴られた内容が特徴です。レシピ本というよりは、料理を題材とした書籍として読むのに向いています。
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[楽天ブックス]亡命ロシア料理 新装版 ピョートル・ワイリ/著 アレクサンドル・ゲニス/著 沼野充義/訳 北川和美/訳 守屋愛/訳
ロシアのスープ – 荻野恭子
ロシアの伝統的なスープのレシピを集めた本です。ビーツを使ったボルシチや、魚のスープ「ウハー」など、さまざまなスープの作り方が紹介されています。ロシアのスープとして有名なボルシチはロシアのスープ料理の総称で各地で色々な郷土料理があることを本書を通してはじめて知りました。日本人でも作りやすい料理も数多くあり参考になります。
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家庭で作れるロシア料理 – 荻野恭子
ロシアの家庭で作られる伝統料理を紹介する本です。ダーチャ(菜園付きセカンドハウス)で収穫した食材を使ったレシピや、ロシアの郷土料理がエッセイとともに紹介されています。書籍を通して、気取らない感じが読者を魅了しています。
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ノスタルジア食堂 東欧旧社会主義国のレシピ63
本書は、ロシアと少し異なりますが、イスクラによるレシピ本で、東欧から中央アジアまでの旧社会主義国で食された料理を再現しています。料理写真は当時の器やカトラリーで彩られ、現地の食堂の雰囲気を彷彿とさせます。旅のコラムも充実しており、料理だけでなく文化や歴史も楽しめる一冊です。調理工程も少ないとの読者からの意見もあり、実践しやすいメニューが多いです。
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ロシアの保存食 – 荻野恭子
ロシアの発酵食品や保存食のレシピを紹介する本です。キャベツやきのこの発酵漬けなど、保存性が高く、旨味が増すレシピが多数掲載されています。ロシアの発酵食品の背景には気候などが影響しているとの説明に納得がいきます。デザートのレシピの紹介があるのも嬉しいポイントです。
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厨房から見たロシア:包丁と鍋とおたまで帝国を築く方法
本書は、ヴィトルト・シャブウォフスキによるルポルタージュで、ロシアの歴史と文化を「食」の視点から多面的に読み解く内容です。帝政時代からソ連崩壊までの食生活を描き、各章にはレシピも多数掲載されています。プーチン大統領の祖父や皇帝一家の料理人など、興味深い人物のエピソードも満載です。
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おいしいロシア (コミックエッセイの森)
本書は、シベリカ子によるコミックエッセイで、ロシアの家庭料理と日常生活を描いています。日本からロシアに移住した著者が、現地の食文化を楽しみながら紹介しており、再現可能なロシア料理のレシピも多数掲載されています。素朴で優しいロシアの家庭料理と、著者のユーモラスな視点が魅力の一冊です。おかわりの追加の書籍も発売されているくらいなので、多くの読者に受け入れられています。
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ロシアのパンとお菓子
本書は、ロシアの伝統的なパンやお菓子のレシピを紹介する本です。ピロシキやクレープなど、家庭で簡単に作れるレシピが満載で、初心者にも親しみやすい内容ですが、レシピは結構本格的で、ロシアの多様な食文化を楽しむことができる一冊です。馴染みのないお菓子も知ることが出来て、読むだけでも満足できます。
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ヨーロッパのスープ料理: フランス、イタリア、ロシア、ドイツ、スペインなど11ヵ国130品
本書は、ロシアだけではないですが、ヨーロッパ各国の伝統的なスープレシピを紹介する本です。フランスのブイヤベースやロシアのボルシチなど、各国のシェフが手掛けた本格的なレシピが満載です。ヨーロッパの食文化を深く知ることができる一冊です。各国のスープを比較してその違いを楽しむなどしてみてはいかがでしょうか?
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ロシア料理・レシピとしきたり (ユーラシア・ブックレット No. 8)
本書は、ロシアの伝統的な家庭料理のレシピと、それにまつわる歴史やしきたりを紹介する本です。ピロシキやボルシチなど、21品のレシピが日本で手に入る食材を使って簡単に作れるように工夫されています12。ロシアの食文化を深く理解するための一冊です。しきたりと書くと固いですが、気軽に読めます。
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まとめ
いかがだったでしょうか?ロシア料理にも色々な種類や歴史があることがご理解いただけたと思います。是非、ロシア料理ライフを楽しんでください!
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