【保存版】子どもの発達障害を理解するための本15選

現代は発達障害に関しての理解や関心が人々に広まってきていて、学校や幼児教育の場で子どもの特性に応じた支援をしようという動きが増えています。発達障害と診断された、またはその可能性があると言われたお子さんがいるご家庭では「これからどうすればいいのかわからない…。」、「どうやってこの子と向き合っていけばいいのか。」など、多くの悩みをお持ちでいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、発達障害だからといって、一様にネガティブに考える必要はありません。

その子の特性を理解して、必要な手助けをしていけば、そのお子さんに合った成長をすることが出来ます。

今回は発達障害をもつお子さんの特性の活かし方や伸ばし方のヒントが得られる本を紹介いたします。

目次

Contents

イラスト図解 発達障害の子どもの心と行動がわかる本 (田中康雄)

発達障害についての捉え方、自閉症スペクトラム・ADHD・LDの特徴が細かく書かれています。また、家庭、幼稚園や保育所、小学校での支援の方法も書かれており、迷ったときにこの本を開くと何かしらのヒントが得られます。本の中に、「人は誰でも得意なことや苦手なことがあって、発達障害はその個性が少し大きくて目立ってしまうだけで他の子に比べて何かが劣っているわけではない」ということが書かれていました。そう考えたら、発達障害の子へのかかわり方が変わってきそうですよね。

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[楽天ブックス]イラスト図解 発達障害の子どもの心と行動がわかる本 「困らせる子ども」は、「困っている子ども」です。 [ 田中 康雄 ]

心と行動がよくわかる発達障害の話(湯汲英史)

2024年4月1日に第1刷発行されました。発達障害に関する新しい情報が得られ、それぞれの発達障害の特徴や、家庭でできる支援のポイントがわかります。各パートの合間に、様々な特性をもちながら社会人として働く方のインタビューコラムがあり、保護者や支援者がいろいろな個性をもつ子どもの成長の先に見通しを持てるのではないでしょうか。

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[楽天ブックス]発達障害の子の「会話力」を楽しく育てる本 (健康ライブラリー) [ 藤野 博 ]

発達障害の子にはこう見えている(小嶋悠紀)

「なんで急に走るの?」「なんで簡単なことができないの?」など、我が子を見ていて不思議に思うことはありませんか?この本は発達障害の子の目線と周りの人の目線をイラスト入りでわかりやすく解説しています。その子の視点で考えたら、その行動の理由がわかるかも…?子どもの行動をどう捉えて、言葉がけし接してあげたらいいのか。この本を読めばわかります。

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発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉がけ(Shizu・平岩幹男)


この本は、ABA(応用行動分析)を利用した言葉がけの仕方をイラストつきで解説しています。ABAとは子どものある行動に至った“きっかけ”と、行動してどうなったかという“結果”に着目して子どもに対する理解を深めるというもの。例えば、お母さんからのお願いに対して子どもがそれに応えると「ありがとう」と返ってくる。そうすると子どもは次も同じお願いがあったときに率先してやろうと思えますよね。そんな本人のやる気につながる言葉がけの仕方がわかります。家庭だけではなく、保育や教育現場でも活かせる内容です。

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特別支援学校の先生が教える発達障害&グレーゾーンの子どもの才能を伸ばす育て方(まてぃだせつこ)

著者のまてぃださんの娘さんは、自閉スペクトラム症、吃音症と不登校の経験があるそうです。まてぃださんは不安やイライラを感じながら、発達障害をもつ娘さんを育ててきました。それは、発達障害があるなしに関わらず全ての親御さんが共感できる部分だと思います。日々の子育てに奮闘しているため、自分のことは後回しになったり、とにかく子どもを優先して自分の時間を取れなかったりしがちですよね。しかし、それではママやパパのストレスも溜まってしまいます。そうすると子どもに怒ってしまう…など負の連鎖になりがちです。しかし、「親の気持ちはテレパシーのように子どもに伝わる」と、まてぃださんは言います。ママやパパがプラスの気持ちをもって楽しく過ごすことで、子どもの安心感につながります。20年の特別支援学校教諭の経験と発達障害の子育てを経験した著者が、ママ・パパの心にやさしく寄り添いながら、いろいろな特性をもつ子どもの伸ばし方を解説しています。

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[楽天ブックス]特別支援学校の先生が教える 発達障害&グレーゾーンの子どもの才能を伸ばす育て方 (単行本) [ まてぃだ せつこ ]

ワーキングメモリが低い・ADHD疑いの子育て編 学習障害の子どもへのサポート記録(ぴーたん)

本人のやる気がないわけではないのに、なぜか字が読めない、数字がわからない…などといったことが、学習障害のお子さんや保護者の方が苦労するところ。著者の長男が就学前のころに文字が読めない、自分の年齢や数字の概念がわからないということに気づいたそうです。そこから著者なりに支援したことや取り組んだことが網羅されています。長男さんの小学校1年生から高校3年生までの記録です。

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[楽天ブックス]ワーキングメモリと発達障害[原著第2版] 教師のための実践ガイド [ トレイシー・アロウェイ ]

発達性読み書き障害の子育て編 学習障害の子どもへのサポート記録2(ぴーたん)

著者の次男さんについて家庭や学校でどのようにサポートしたのかがまとめられています。次男さんは小学校に入学して「熟語が読めない」、「練習しても書けない」、「作文はひらがなだけ」というつまずきが現れ、小学校3年生で授業についていけなくなったそうです。次男さんに関して、お母さんである著者が行ったサポート方法や学校での支援の様子がまとめられています。

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マンガでわかる発達障害の子どもたち 自閉スペクトラムの不可解な行動には理由がある(本田秀夫 フクチマミ)

「ASD(自閉スペクトラム症)と診断されたけど…ASDってなに?どういう特性があるの?向き合い方は?」とお悩みの方におすすめの本です。様々なケースの例をマンガで描かれていて、それに合わせたサポートの方法が解説されています。我が子の不思議な言動や様子に「全然わからない!」と戸惑うことも多いと思います。この本を読むと、ASDについての理解が深まり、家庭でのサポート方法を学べます。

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15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることからぼくにしかできないことへ(岩野響)

小学生のときにアスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)と診断されたコーヒー焙煎士の岩野響さん。15歳でコーヒー焙煎士の資格をとり、高校には進学せず自分で焙煎したコーヒー豆を販売するお店を始めました。お子さんの感覚過敏やこだわりの強さで悩まれている方におすすめです。その子がもつ特性から可能性を見出し、将来につなげるヒントが得られます。

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[楽天ブックス]15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることから ぼくにしかできないことへ [ 岩野 響 ]

コーヒーはぼくの杖~発達障害の少年が家族と見つけた大切なもの(岩野響、開人、久美子)

アスペルガー症候群と家族でどのように向き合って響さんの生き方を見つけていったかが、響さん、お母さん、お父さんの目線で書かれています。紆余曲折を経ながらも、見つけた“焙煎士”の道。お子さんとの向き合い方に戸惑われている方はぜひ読んでいただきたいです。

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自閉スペクトラム症の太郎とやさしい世界(まゆん)

お仕事は看護士でシングルマザーのまゆんさんには、自閉スペクトラム症をもつ息子・太郎くんがいます。発達障害の子がもつ、特性は周囲の人にとっては少し理解しがたいことが多いかもしれません。しかし、逆に周囲の人が「あ、そういう考えもあるか!」と気づかされることもあります。発達障害は周りから理解されにくい側面がありますが、この本を読むと「こうするべきだ!」という思考から少し離れて、やさしい気持ちでお子さんの特性と向き合うことができるのではないでしょうか。

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発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由(栗原類)

モデル、俳優、タレントとして有名な栗原類さん。彼は8歳のときに『注意欠陥障害(ADD)』(現在は不注意優勢型ADHD)と診断されました。栗原さんが日常生活を送る中でもちろん苦悩はあるわけですが、その中で「どんなことが自分は苦手なのか」を明確にして、お母さんとの日々の歩みの中でできるようになったこと、そこから自分の“輝ける場所”へどう繋げていったのかが書かれています。お母さんが書いた章では、母から見た類さんの様子や、子育てをする中でどんなことに工夫したかがわかります。主治医の先生の文も収録されており、定型発達と発達障害の脳のメカニズムの違いを知ることができ、家庭でもできる具体的な支援の方法も書かれています。
子どもの特性への寄り添い方がわからない、という方はぜひ読んでいただきたいと思います。

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ブレない子育て(栗原泉)

いろいろなことに考えを巡らせて工夫をしながら栗原類さんを育てた、栗原泉さんの手記です。泉さん自身もADHDです。その中でとことん類さんを観察して、苦手なことを把握して、当事者として発達障害を勉強しながら子育てをしてきました。泉さんは類さんを育てているときに「みんながやっているからという理由ではなく、その子にとって何が重要かを優先して考えた」そうです。子育ての中で泉さんが実践した“ブレない子育てのマイルール”を詳しく解説しています。
発達障害の子を育てる中で迷いが生じたときにぜひ読んでみてください。

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発達障害 できないことには理由がある! (かなしろにゃんこ。 前川麻美)

著者であるかなしろにゃんこ。さんには、ADHDをもつお子さんがいます。20代になったお子さんに子ども時代のことを思い出してもらい、当事者の目線で“毎日の学校生活をどういう風に感じていたのか、それゆえに難しかったこと”をまとめています。マンガなのですいすいと読み進めることができ、かつADHDの子どもに対する理解や、支援の方法がわかる本です。

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発達障害 僕にはイラつく理由がある!(かなしろにゃんこ。 前川麻美)

発達障害当事者の著者のお子さんが、自身の気持ちを語りその中から見えてきたことをマンガにしました。一見、周りの人が「なぜこんなことするの?」と思ってしまう行動でも、きちんと理由があります。しかし、発達障害をもつ子どもはその理由をきちんと説明できるわけではないので、周りも困ってしまうし本人もどうしたらいいのかわからなくなってしまいます。この本はそんな「困った」を解決する方法を知ることができます。

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まとめ

発達障害をもつ子どもと接するとき、1番意識をしたいのは“子どもが見ている世界を理解する”ということだということがわかりました。子どもの目線に立つことで子育てや支援の方法を考えていくことができると、多くの本に書かれています。お子さんの強い特性にお悩みの方や発達障害の診断を受けて戸惑っている方は、どうか本人や家族だけの問題と捉えずに、様々な角度からの意見やアドバイスを聞きながら肩の力を抜いていただけたらと思います。まだ100%の人が発達障害を理解しているわけではないですが、これだけ本が出版されていますし、昔よりも人々の理解は広まってきています。発達障害をもっている人ものびのびと個性を発揮して、みんながそれぞれの違いを認め合える社会をつくっていきたいですね。

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