子供の姿勢の直し方。矯正用の椅子のおススメ3選。

「姿勢が悪いよ!」

「姿勢良くしなさい。」

と子供に注意したことはありませんか?すぐに背筋を伸ばすものの、しばらくして見るとまた元に戻っていたり…そんなご経験のある方がたくさんいらっしゃるでしょう。今回は気になる子供の姿勢について、まとめました。

目次

いま子供の姿勢に何が起きている?

「子どものからだ調査2010」では、保育所から高等学校まで1444校を対象に、「最近増えている」と感じる“からだのおかしさ”について調査しています。結果を見てみると、「背中ぐにゃ」の項目が保育所で60%(第3位)、幼稚園で63.8%(第3位)、小学校で69.3%(第3位)と、子供の姿勢が以前より悪くなっていることを指摘する教育機関がとても多かったのです。

また中学生では腰痛63.8%(第6位)、首・肩のこり61.9%(第9位)、高校生では首・肩のこり74.5%(第1位)、腰痛65.5%(第5位)と、体の痛みを訴える子供が増えていることも明らかになりました。原因としては、外で全身を動かして自由に遊ぶ機会が減ったこと、スマートフォンなど小さい画面をのぞき込む時間が増えたことなどが挙げられます。

姿勢の悪さについては明確な定義がないため、実際どれくらい悪化しているかを数で示したデータはありません。ですが、親だけではなく多くの人が「子供の姿勢が悪くなっている」と感じているのです。

姿勢が悪いとどうなるか

では、姿勢が悪いとどうなるのでしょうか。姿勢が悪い=猫背の状態になり、胸(横隔膜)が押しつぶされます。その結果、

  1. 呼吸が浅くなり、心肺機能が低下する
  2. 血液循環が悪化し、頭痛・めまい・肩こり・起立性貧血・車酔いなどの症状が現れる
  3. 十分な酸素が脳に行き渡らなくなる結果、集中力が低下し学力へ影響をおよぼす
  4. 運動機能が低下する(関節の可動域が狭くなる、体幹が鍛えられない)

といった悪影響を及ぼす可能性があるのです。我が子がさまざまな身体の不調を訴える前に、何とかして姿勢の悪さを直してあげたいですね。

姿勢の直し方。評価の高い椅子3選。

悪い姿勢はすでに癖になっていることが多く、注意してもまた無意識のうちに戻ってしまいます。子供は骨が柔らかいため、悪い姿勢が習慣化しやすいからです。そのためできるだけ早期に姿勢を直すことがとても重要です。

姿勢を矯正する方法はいくつかありますが、普段の正しい姿勢を保つために役立つのが姿勢矯正用の椅子です。色々な種類が出回っている中で、評価が高い3つをご紹介します。

1.アーユルチェア(アーユルルナ ブラック + 足置きリング)

早稲田アカデミーIBSやeisu塾、学校などでも導入されている「カラダを整えるイス」。著名な専門家や数々の雑誌でも高い評価を得ています。座面が乗馬の鞍のような山型をしており、またいで座ることで自然と骨盤が立ち、腰への負担を最小限に抑えた座り方を長時間続けることができます。

〔amazon〕アーユルルナ ブラック + 足置きリング

2.バランスチェア     (Sakamoto house(サカモトハウス) バランスチェア イージー ネイビー(146BN004))

こちらも雑誌等で高く評価され、累計16万台を売り上げた姿勢を良くする椅子。ノルウェーで考案されたデザインは、座ると乗馬時のように耳、肩、腰、くるぶしが一直線にならんだ姿勢になります。椅子に腰かけるだけで意識しなくても背骨がゆるやかなS字カーブを描き、人間にとってもっとも自然な姿勢を保つことができます。色のバリエーションが豊富で、子供部屋に合わせやすいことも人気の要素の1つです。

〔amazon〕Sakamoto house(サカモトハウス) バランスチェア イージー ネイビー(146BN004)

3.スタイルキッズ MTG(エムティージー) Style Kids L(スタイルキッズ L ライムイエロー) E1011BS-L ライムイエロー L

楽天ランキング10週連続第1位となった姿勢を矯正する椅子の子供版。X字の上に座ると腰を支えてくれるので、自然に骨盤を立て、かつ上体を水平に保つことができます。持ち運びが楽で、手持ちの椅子だけでなく、床やソファーに座る時にも使用できることが人気のポイントです。

矯正用の椅子に座り、正しい姿勢を保つことで、姿勢を維持するために必要な筋肉が鍛えられます。ぜひ試してみてください。

〔amazon〕MTG(エムティージー) Style Kids L(スタイルキッズ L ライムイエロー) E1011BS-L ライムイエロー L

まとめ

冒頭の「姿勢良くしなさい!」という声かけは、残念ながらあまり効果がありません。効果がないどころか、子供の肩に力が入ったり、腰を反らしてしまうため、かえって姿勢を悪くすることもあります。

矯正用の椅子に座っていない時に子どもの猫背が気になったり、長時間同じ姿勢でいると感じたら、一緒に身体を伸ばすストレッチをしましょう。また家にこもりがちにならないように、日中できるだけ外で遊ばせる時間を作ってあげたいですね。

参考文献

・子どもの“からだのおかしさ”に関する保育・教育現場の実感 ー「子どものからだの調査2010」の結果を基にー

http://library2.nittai.ac.jp/dspace/bitstream/11015/1043/1/41-1-65-85.pdf#search=’こどものからだ調査’

・「姿勢悪い子」増加中「背中ぐにゃり」は集中力不足の原因に NIKKEI STYLE

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