【保存版】思春期の男子を持つ親が読むべき性教育本おすすめ12選
2021/03/22
性教育となると女の子向けの書籍は多く存在しますが、男の子向けのものは案外少なくどの本を読めばいいか迷ってしまいますよね。(筆者にも思春期の男の子がおり、どういう風に教えようかと考えました)
今回は思春期の男の子を持つ親におすすめしたい本を紹介します。
Contents
- 1.マンガでわかるオトコの子の「性 」
- 2.マンガ おれたちロケット少年
- 3.おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 (MF comic essay)
- 4.お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!
- 5.ジェームズ・ドーソンの下半身入門: まるごと男子! 読本
- 6.これからの男の子たちへ :「男らしさ」から自由になるためのレッスン
- 7.男子の性教育: 柔らかな関係づくりのために
- 8.思春期の性と恋愛 子どもたちの頭の中がこんなことになってるなんて!
- 9.イラスト版 10歳からの性教育―子どもとマスターする51の性のしくみと命のだいじ
- 10.イラスト版 発達に遅れのある子どもと学ぶ性のはなし: 子どもとマスターする性のしくみ・いのちの大切さ
- 11.学校でできる! 性の問題行動へのケア
- 12.0歳からはじまるオランダの性教育
- まとめ
1.マンガでわかるオトコの子の「性 」
中学生になる息子を持つお母さんの場合、心と体の変化に戸惑う方も多いのではないでしょうか?本書は、思春期に差し掛かる男子に関する悩みを13のテーマにわけてQ&A形式で教えてくれる1冊。タイトル通りマンガなので読みやすいです。学校では教えてもらえないであろう内容も解説がしっかりあり、参考になると評判です。生きる上での基礎知識として教えておくべき内容が満載です。
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2.マンガ おれたちロケット少年
思春期に差し掛かる息子に対して、どのように性教育を始めればよいかについての指南書としてぴったりな1冊。長年「人間と性」に関して活動してきた著者がマンガ形式で「おちんちんの大きさ・形」「勃起」「自慰」「包茎」「セックス」「エイズ」などの不安・疑問に応えてくれます。性に関する話題に対して、「それが普通なこと」「当たり前」といった視点を持って解説されているおり、性を特別視せずに向き合うことの大切さを教えてくれます。
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3.おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 (MF comic essay)
家庭で性について子供に教育する際の教科書的な本として広く読まれている1冊。男子女子問わず、思春期にまつわる様々な事象に対して、親としてどのように答えればいいか、接すればいいかを学ぶことが出来ます。この本で特に参考になるのは、性教育を母親任せにせず、父親がどのようにかかわればいいかを具体的に教えてくれるところ。子供の性の問題を家族全体でフォローする姿勢の重要さを再認識させてくれます。
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4.お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!
タイトルが少々衝撃的ですが、7万部を突破している人気の性教育本。ユーモアを交えながら早期に性教育に関する知識を学ぶことが出来ます。子供への伝え方が具体的かつ分かりやすいと評判です。幼児向けの内容が主となっていますが、子供が性について知識を持っていないまま成長してしまったと感じる場合に大変役に立ちます。
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5.ジェームズ・ドーソンの下半身入門: まるごと男子! 読本
本書はロンドンで教師の経験を持つ著者が、ティーンの男子が経験していく諸問題に対してどのように乗り越えていくのかをユーモアを交えながら解説してくれる一冊。日本と若干異なる事情もあると思いますが、どこの国でも事情の根本は変わらないことを再認識させてくれます。性に関しての話題に関してだけではなく、仲間との付き合い方や恋人との付き合い方や別れ方、見た目の磨き方など、幅広い内容を網羅していて、子供と接していくうえで役に立つ知識が満載です。
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6.これからの男の子たちへ :「男らしさ」から自由になるためのレッスン
ジェンダー問題の専門家である著者が、男子を育てている母親に向けて執筆した「これからの子育て」の処方箋となる一冊。紋切り型の「男らしさ」を子供に押しつけることの弊害と、将来に向けて息子に教えておくべきことを学ぶことが出来ます。著者自身も2人の息子さんを育てているので説得力もあります。単なる性の知識だけでなく、ジェンダーに関するリテラシーをアップさせるにはおススメの良書です。
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7.男子の性教育: 柔らかな関係づくりのために
長年保健体育の教師として経験を積み、「人間と性」について学問の見地から様々な著書を執筆している著者の男子の性教育本。性教育においては、女性に焦点が当たり勝ちですが、男子も性に対して様々な問題を抱えていることを統計を交えながら教えてくれます。性教育本にありがちな「手軽に知ろう」といった軽さはなく、言葉を選びながら誠実に語りかけてくれる良書です。
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8.思春期の性と恋愛 子どもたちの頭の中がこんなことになってるなんて!
「小学校高学年、中学生、高校生、思春期の子どもがいるすべての親が知っておくべきこと!」ということで、思春期の子供が性や恋愛に関してどのようなことを考えているのか、子供の目線で解説してくれる1冊。校教育では扱われない、セックス、マスターベーション、中絶手術、性感染症など、包み隠さず正しく解説されているだけでなく、親として子にどのような説明すればいいかまで教えてくれます。インターネットで間違った知識が子供に入ってしまう前に教えておきたい内容が満載です。
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9.イラスト版 10歳からの性教育―子どもとマスターする51の性のしくみと命のだいじ
小学校高学年から中学生を対象とした性教育本。これくらいの年代の子供知りたい性に関する内容を網羅的に学ぶことが出来ます。親だけでなく子供が直接読んでもわかりやすい内容となっています。子供に性のことを教えるきっかけの1冊としておススメです。
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10.イラスト版 発達に遅れのある子どもと学ぶ性のはなし: 子どもとマスターする性のしくみ・いのちの大切さ
性に関する知識を子供に教えたいけど、わが子は少々発達に遅れがあるのでどのように教えていいか悩んでいるという親御さんにおススメの1冊。(我が家はまさに該当しました)
男女のからだ、出産、セックス、性暴力、障害理解など、50の項目について親子で学ぶことが出来ます。平易な言葉でイラストが多めでわかりやすいです。発達に遅れがある子を念頭においた性教育の本は専門的なものが多いので、導入的な本として読む価値があります。
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11.学校でできる! 性の問題行動へのケア
主に現場で思春期の子供と接する機会の多い方(教職員や支援者)に向けた一冊。発達障害や知的障害を持つ子供に限らず、さまざまな子供に見られる性をめぐるトラブルについて、発達段階に応じてどのように接していくのが適切かを具体的に学ぶことが出来ます。著者は現場経験の豊富な4人の専門家。自身の実務経験から書かれているので説得力もあります。先生や支援者だけでなく、親御さんが読んでも納得感があります。性犯罪の被害者・加害者になるのを未然に防ぐという観点からも必読です。
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12.0歳からはじまるオランダの性教育
日本では性教育は10歳程度からというイメージが強いと思いますが、オランダでは0歳から性教育が始まっているそうです。単に性教育を単なる体とこころの変化を教えるということではなく、性を通して異質なものに対する多様性を育むところを意識して社会全体で性教育を実践しているオランダの事例を数多く学ぶことが出来ます。データに基づいており大変説得力があります。読んだ後に実践してみたいヒントが数多く紹介されており、大変参考になります。
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まとめ
いかがだったでしょうか。性教育は学校だけでは充分でないことが多いので、これらの本を参考に家庭でも多少教える機会を持ってみるといいでしょう。また、父親が育児に消極的なご家庭では、こういう題材をきっかけに育児参加を促してみるにもいいかもしれません。